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朽ちて咲く

田中福男

高度な技法を駆使して、可憐で繊細な作品を生み出すガラス作家・田中福男の個展を開催。マーブルとペンダントヘッドを中心に、札幌芸術の森美術館にて披露された “Selfish”を加えた、心が安らぐガラス作品約50点を展示します。

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この度メグミオギタギャラリーでは、田中福男個展「朽ちて咲く」を開催いたします。1979年大阪府生まれ、岐阜県出身の田中は、ガラスアートの専門学校を卒業後、透明度の高い耐熱性の理化学ガラスを用いた作品を制作、2004年に自身のブランド “Topnoch” を設立しました。国内での数多くの個展の他、2026年には札幌芸術の森美術館(北海道)のグループ展「花と獣 いろとかたち」や海外のアートフェアへの出品など、飛躍的に注目度を高めています。長年ガラスの研究を続けた田中は、「インサイドアウト」と呼ばれる高度な技法を駆使して、可憐で繊細なガラス作品を生み出します。試験管状のガラスの外側に、点で打った別のガラスをバーナーで熱し、それが溶けて内側に入っていく過程で様々な模様に変化、全体の成形と同時に有機的な世界を創造します。また独特の色彩は、色ガラスや気化蒸着させた純金・純銀などの金属を加熱し、化学反応で生まれた色を組み合わせて作られます。ガラスを1000度近くまで熱する制作環境は過酷を極め、その過程で負荷がかかり割れてしまう作品も少なくありません。

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「花をモチーフにしているというよりも、構造を取り入れている」と語る田中の作品は、実在する花よりも、名前の響きや付随するイメージに由来する多層性を特徴としています。日々の空気を採取し、ガラスの中に気泡として留め、タイトルにその日付を記した作品は、過ぎゆく時間に特別な意味を与えています。流れを活かして内側に凝縮させるマーブル(球体)やペンダントヘッド、あるいはのびのびと外に広げる “Selfish” シリーズ—扱いが難しい素材の声を聞き、ガラスとの一体化を図ることで、田中は主客未分の作品を生み出します。本来の姿を取り戻したかのような高い完成度を誇るその作品は、葉脈や雪の結晶など、自然の法則によって存在する美を称えています。本展では、マーブルとペンダントヘッドを中心に、札幌芸術の森美術館にて披露された “Selfish” を加えた、心が安らぐガラス作品約50点を展示します。

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弊廊にて同時開催される土屋仁応個展「神獣 / 霊獣 / 怪獣」では、田中が木彫のガラスの玉眼制作を担当し、瑞獣「白澤」の白眼・虹彩・瞳孔を表現しています。併せてご高覧ください。

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アーティストステートメント:
変わっていく世の中でも、ずっと変わらない、変わらぬよう自ら当てはめたルール。
何度も何度も繰り返すから、変わっていくのがわかる。
朽ちては咲き、咲いては朽ちる。それを日常的に繰り返す。
そこには全く同じ繰り返しはなく、進化や退化が含まれている。
日常が日常でなくなる出来事が起こる昨今。それでも同じ日々を過ごし、同じでない日々を迎える。
変わらず繰り返すことが出来るから新しい形がまた生まれる。
—田中福男

 

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2026年10月30日(金)–11月21日(土)

12:00–18:00

月曜 休廊(日曜・祝日も営業)

 

オープニングレセプション:10月30日(金) 18:00–20:00

*18:00より作家にインタビューを予定

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メグミオギタギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座8-14-9 デュープレックス銀座タワー8/14 B1
03-3248-3405
info@megumiogita.com

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Posy nostalgic
2026
φ5.05 cm
Borosilicate glass, gold, silver

Siosai nostalgic20260602
2026
φ4.9 cm
Borosilicate glass, gold, silver

Siosai nostalgic20260602_500.jpg
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Selfish (detail)
2026
Borosilicate glass

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8-14-9 B1 Ginza Chuo-ku Tokyo 104-0061 Japan

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