*ギャラリースペース内にて
田中福男/ Fukuo Tanaka
2019.2.22 (Fri.) - 3.23 (Sat.)
11:00 - 19:00( Closed on Sunday and Monday & Public Holiday)
Opening Reception 2.22(Fri.) 17:30-19:30
恰好の花
MEGUMI OGITA GALLERY 東京都中央区銀座2-16-12銀座大塚ビルB1
この度メグミオギタギャラリーではプロジェクトルームにて、土屋仁応作品の玉眼を多く手掛ける田中福男の新作ガラス展「恰好の花」を開催致します。
ボロシリケイトガラスという透明度の高い耐熱性のガラスを使用して制作する田中は、ガラス工芸の専門学校で学んだ後、現在は「topnoch(トップノッチ)」というブランド名で作品を発表しています。
2015年1月にメグミオギタギャラリーにて開催した土屋仁応 彫刻展では、作品の玉眼を担当し、瞳のなかに白眼・虹彩・瞳孔をつくり「見つめている」瞳を作り出しました。
最近では、東京都美術館 90周年記念展「木々との対話」に出展された、歯を食いしばり佇む、強い意志を見事に表現した土屋仁応の大作「獅子」の玉眼を制作しました。
高度な技術を要するボロシリケイトガラスの技法研究と制作を独自に続けた田中は、「インサイドアウト」と呼ばれる技法を用い、自由自在に可憐で繊細な作品を制作しています。制作の過程で中に出てくる模様を発展させ、イメージをガラスの中に立体的に浮かび上がらせます。また独特の色彩は、多彩な色ガラスと気化蒸着させた純金、純銀などの金属を複雑に重ねて作り出されるものです。
「今回の題名は恰好の花としました。色々と別の頭で考えながらガラスと対峙し、今出来ること、自分が今まで積み上げてきたもの、そしてその手から出るガラス。それが自分にとって、ガラスにとっての恰好のガラスではないかなと思います。」
今展では、ガラスの中に咲く花をモチーフにしたペンダントトップやオブジェ等、50~70点を展示致します。
ガラスと言う素材の特性を生かし、ガラスにしか成しえない現象を追い求め、今日まで制作し続けてきた田中の新作個展「恰好の花」に是非ご期待ください。