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王国,2022,100×80.3×2.7cm 2.JPG

王国 / Kingdom, 2022, 100 x 80.3 x 2.7 cm, silk embroidery on silk cloth

蝸牛あや / Aya Cagiu

光を縫う / Embroidering the Light

2022.2.18 (金) - 3.5 (土)

12:00-18:00  日・月・祝(2.23)休廊

*アーティストや作品に関するお問い合わせはメール (info@megumiogita.com) にて

 承っております。

*新型コロナウイルス感染症対策のため、混雑時にご入場をお待ち頂く場合がございます。

2020年から続くコロナ禍の不安な日々。

確かなことは、自分自身が感じ、考えたことや、想像したことでした。

私は、それらすべての見えない光を縫いとめようと思います。

そうすれば、古代の人々が星をたよりに航海したように、たとえまっ暗闇でも進んでいくことができるから。

- 蝸牛あや

この度メグミオギタギャラリーでは、蝸牛あや個展 「光を縫う」を開催致します。蝸牛は2001年に多摩美術大学彫刻科を卒業し、刺繍作品の制作、発表を続けてきました。近年では高松市美術館横須賀美術館での作品展示を通し、作家として確固たる地位を築いています。

 

古来より刺繍は、家族をはじめとする共同体、あるいは個人に対する魔よけやお守り、祈りの象徴として受け継がれてきました。日本においては飛鳥時代に聖徳太子の死を悼んで制作された天寿国繍帳(622年)が最古の遺品として知られています。洞窟壁画や装飾古墳に見られるように、描くことや装飾は自然と共に生きるために必要な祈りだったのです。しかし大量生産の時代に入り、純粋な祈りを形にするための手段としての刺繍は姿を変えました。一針一針思いを込めた刺繍作品を通じて、蝸牛は今や形式化した祈りの本質を改めて私たちに問いかけます。

蝸牛はとかく工芸品として見られがちな刺繍の中に、作品性を持たせるような独自の表現を長らく模索してきました。そして混沌とした、物質的にも情報的にも飽和状態の現代社会において、自身と自然との関わりの中で育まれる感性や想像力を糧に今日まで制作を続けています。今展では新作を中心に、心血を注いだ力作21点を展示致します。ぜひご期待下さい。

弊廊では安全のため、スタッフのマスク着用、手指の消毒、スペースの清掃および換気を行なっております。
ご来廊のお客様につきましても、下記の点をご理解、ご協力頂ければ幸いです。


・マスクの着用、手指の消毒をお願い致します。
・他のお客様との間隔をあけてご鑑賞下さい。
・体調が優れない場合(37.5℃以上の発熱、風邪、味覚障害など)はご来場をお控え下さい。
・ご家庭や職場、学校など身近に新型コロナウイルス感染症の方がいらっしゃる場合は、ご来場をお控え下さい。

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