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大森準平 / Junpei Omori

2020.3.13(Fri.) - 3.28(Sat.)

11:00 - 19:00( Closed on Sunday and Monday )

 

会期延長

5.12 (Tue.) - 5.30 (Sat.), 2020
6.12 (Fri.) - 7.4 (Sat.), 2020


解放と構築

HP TOP_2019_大森_HPtop.jpg

"Recomposition Neo Jomon Doki - Tsubo" 2019, 42 × 33 × 42cm, ceramics

 

MEGUMI OGITA GALLERY 東京都中央区銀座2-16-12銀座大塚ビルB1

 この度メグミオギタギャラリーでは、プロジェクトルームにて、第3回目となる大森準平の新作個展「解放と構築」を開催致します。

 大森準平(b.1979) は京都精華大学芸術学部で陶芸を学び、ある博物館で縄文土器の中でもより装飾的な火焔(かえん)土器を見て衝撃を受け、以後「縄文」をテーマとした作品を制作しています。
 2010年にモンブラン・ヤング・パトロネージで一般投票一位を獲得し銀座本店にて個展開催、2012年にはデンマークのレジデンスに参加し、作品がDenmark Keramik Museumにコレクションされ、同年ASIA WEEK NY 2012では代表として、NYの新聞の一面を飾ります。
 近年では2019年に名古屋にて個展「JOUMON 甦りと創造 -resurrection & re-creation」(Gallery NAO MASAKI) を開催、同年スイスでの「Art Barsel」への参加など、国内に留まらず国外でも評価されています。

 大森の作品は、縄文土器が現代の装飾性と鮮やかな色彩で再現され、表面には渦巻きなど素朴な文様のほか、アルファベットも記号のように施されています。鮮やか過ぎる色彩は、アメリカから取り寄せた釉薬(ゆうやく)だといいます。
 近年では、作品を割った後、色を塗り、パズルのように組み立てる方法で制作され、その行為には作家自身の大病、その後の手術から得た生命の再生や、自身や世界が再構築されるという経験が反映されています。

 「今僕に起きていること。
2019年10月17日に腹部の接合手術を受けた。
左脇腹にあった腫瘍を取り除くために切開した腹部の再手術。
皮膚が両端に引っ張る力を拡散させるために、あえて傷口を斜めに縫う。
体に刻まれた傷は肉と肉が鬩ぎ合い隆起して出来た産物で何とも美しい。
金継ぎで破片と破片と繋ぐ行為は命を繋ぐ行為に近い。一つの形を壊し、紡いで新たな命が生まれる。その繰り返し。
今僕に起きていること。」

 今展では、作家自身の経験がストレートに反映された作品を多数展示致します。大森準平の新作個展「解放と構築」に是非ご期待下さい。

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