山本和香子 / Wakako Yamamoto
2020.7.14 (Tue.) - 8.1 (Sat.)
11:00 - 19:00
日・月・祝日休廊
Closed on Sunday and Monday, 7.23 (Thu.) and 7.24 (Fri.), 2020
復活の兆候 / Les Signes de la Renaissance
“Naissance 4 ( 誕生4)” 2020, 50 x 50cm, oil on canvas
“天人e” 1994 - 2019, 38 x 28cm, acrylic on paper
“天体讃歌” 2000, 220 x 320cm, mixed media on paper
MEGUMI OGITA GALLERY 東京都中央区銀座2-16-12銀座大塚ビルB1
MEGUMI OGITA GALLERY B1 2-16-12 Ginza, Chuo-ku, Tokyo
この度メグミオギタギャラリーでは、山本和香子個展 “復活の兆候” を開催致します。
山本和香子は1971年に渡欧し、73年にパリ国立芸術美術大学油彩科へ入学、卒業時には最優秀賞を受賞しました。1982年以来、ジャンヌ・ブッシェ画廊に所属し、現在はパリを拠点に活動しています。
ジャンヌ・ブッシェ画廊は、1925年の創設以来、世界の芸術界の中で独自な場を占め、かつてマックス・エルンスト、カンデンスキー、モンドリアンはじめ多くの画家を輩出し、現在はジャン・デュビュッフェ、ニコラ・ド・スタール等数多くの世界的一流画家が名を連ねています。
山本は、宇宙やプラズマなどの抽象的なイメージから壺や椀、植物などの幅広いモチーフを使用し、キャンバスや和紙に油絵具、アクリル絵具で描いた作品や版画作品も制作しています。山本のコスミックなテーマの作品は作家自身の夢の体験と自然の妙がもとになっています。彼女の夢の記憶の中で、幾つかの鮮烈なイメージと身体的印象を残したもの(例えば宇宙空間での浮遊や無重力感、 地球や惑星の姿、異次元空間、光とその物質間など)があり、それは山本にとって単なる夢とは異なり自然との交換から授けられるものと同様に、彼女にとってレアリテそのものであるといいます。山本の作品は、即興的な筆使いで和紙への絵具の染み込みや絵具の滴りなどが効果的に使用された、神秘的な抽象画や、壺や椀、植物などが具象的に描かれ、山本らしいたおやかで女性的な力強さがあり、30年以上のフランス生活の中で磨かれた東洋の神秘的なスピリットがほとばしります。
今展では、作家が25年もの間描き続けてきたテーマである “天人” と題された顔のないポートレートシリーズや、宇宙や顕微鏡写真を思わせる “誕生” シリーズ、ギャラリーの壁一面を使った大作など、新作を中心に今まで日本で見せる機会のなかった貴重な旧作なども多数展示致します。
山本和香子個展 “復活の兆候” は、会場にお越し頂けない方のためにウェブ上でも展覧会を公開致します。
弊廊では安全のため、スタッフのマスク着用、手指の消毒、スペースの清掃および換気を行なっております。
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