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山田正亮 / Masaaki Yamada

2016. 7.15(Fri.) - 7.30(Sat.)

12:00 - 19:00(closed on Mon., Sun. & Public Holiday)

 


WORKS

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“Work” 1957, 27 x 22cm, oil on canvas

"Still Life no.97" 1955, 53 x 46cm, oil on canvas

Showcase MEGUMI OGITA GALLERY 東京都中央区銀座5-4-14銀成ビル4F

この度メグミオギタギャラリーでは、山田正亮の個展を開催致します。

 山田正亮(b.1929)は1950年に東京府立工業高等専門学校を卒業した後、1953年より長谷川三郎に師事しました。
 ミニマルアート以後の絵画表現として早くから注目を浴び、半世紀以上にわたり5000点近い絵画を描いた山田正亮は、日本の現代絵画を語る上で最も重要な作家のひとりとして2016年12月には東京国立近代美術館で回顧展が予定されています。

 今展では山田の作家活動の先駆けとなった1955年に描かれた、静物と空間を等しく平面に解体した抽象的な静物画を1点、そこから発展し更なる絵画の自律性に挑んだ「アラベスク」と称される1957年の作品を1点、60年代半ばに色彩の潜在をテーマに扱った白を基調とした作品を1点、絵画の自己組織化を突き詰め、ストライプと同じく作家の代名詞となった88年のクロスの作品を1点、計4点の絵画を出品します。

 戦争がもたらした喪失を機に若干16歳にして「描き続ける」という絵画との契約を交わした山田は、その約束を生涯守り通した孤高の画家でした。

 矩形の画面の中、50年以上に渡る絶え間ない反復の持続のうちに、絵画の無意識といえる領域を描き出すに至った山田正亮の仕事をご高覧下さい。

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