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パオラ•マシ/ Paola Masi

2016.4.12 (Tue.) - 3.23 (Sat.)
11:00 - 19:00( Closed on Sunday and Monday & Public Holiday)

Cielo su terra / Sky on earth

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MEGUMI OGITA GALLERY 東京都中央区銀座2-16-12銀座大塚ビルB1

この度メグミオギタギャラリーでは、イタリア人女性陶芸家、パオラ・マシによる新作個展を開催致します。


 1973年イタリア生まれのパオラ・マシは、ローマ郊外の小さな町でイタリアの雄大な自然や、町を彩る建築に囲まれながら育ちました。 その後2001年よりイギリス、フランス、メキシコ、スペインで陶芸の修行を積み、現在はスペインを制作の拠点においています。近年マシはスペインの著名な画家であるBenet Rosselとのコラボレーションや、スペイン、スウェーデンでの個展など、グローバルに活躍を広げています。

 メグミオギタギャラリーは2012年の大竹寛子との2人展、2014年のshowcaseでの初個展に続く3度目の発表となります。

 マシの作品は宋陶磁や朝鮮半島、日本の影響を受けながらも、洗練された伝統美を重んじるヨーロッパ人の感性が光る上品な色合いと、薄焼きのシンプル且つモダンな造形がその特長です。
 彼女は自身が生活の中で触れるもの全て、音楽、詩、哲学、あるいは自然の中に美の本質を見つけることを追求しています。対象を深く見つめ、そのモノが持つ根源的な美しさを捉えること、彼女の創作は全てそこを基点に始まります。
 作品を形作ってゆく中で、マシは、素材の持つ質量と、釉薬の色、ろくろの動き、そして自分の手が完全に調和する均衡点を慎重に探ってゆきます。 ”less is more =余計なものは要らない”この言葉に、マシの陶芸アーティストとしての美意識が集約されていると言っても過言ではないでしょう。

「作品を形創る中で、私は粘土がこの世界に存在する全ての自然の交感であるこ とに気づかされる。
 釜はまるで小宇宙のよう − 釜の中では自然の神秘によって粘土が陶へと形作ら れてゆく。
 釉 -川が大地に流れ込んでゆくように、鉱物と水は溶け合い、陶に降り注ぐ。
 酸は透明な緑色の海に溶けて足跡を残す。
 陽光が陶を通して雲の隙間から差し込み、白は風に磨かれて表情を変える。
 陶器が形作られてゆく過程は、生命の息吹そのもの -大地の上で、空が踊る。」

 今展でマシは約10x10cmサイズを中心としたボウル作品を中心に約50点の新作を出品します。様式美と実用性の高さを兼ね揃えた彼女のボウル作品は、私たち日本人にとっては生活の中で愛でることのできる茶器としての魅力をも湛えています。

 今展のタイトル”Cielo Su Terra”とは、作家の母語であるイタリア語で「大地の空」を意味します。空と大地に挟まれて、五感を研ぎすまし、自身の内側に感じる普遍美を素材に昇華させることで生まれる作品たちは、彼女の生き様をそのまま体現しています。 
 日ごと表情を変え私たちを楽しませてくれるパオラ・マシの作品たちを、是非手にとってお楽しみいただければ幸いです。

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