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Photo: Yukihiro Sugimori

Still

スピード感のあるポップな作品で人気を博している、アフリカ系アメリカ人画家のヘブル・ブラントリー。今回は植物をキャラクター化した、静的で内的な作品世界を展開し、新境地を切り開いています。ゆっくり着実に成長する花のモチーフは、今後社会が「心の時代」へ大きく舵を切っていくことを予感させます。

 

この度メグミオギタギャラリーでは、ヘブル・ブラントリー個展 ‘Still’ を開催いたします。ブラントリーはシカゴに生まれ、現在はロサンゼルスを拠点に活動しています。彼はクラーク・アトランタ大学で映画学の学士号を取得し、デザインとメディア・イラストレーションのバックグラウンドを持ちます。国際的な認知度も高く、これまでにシカゴ、東京、香港、ロンドン、サンフランシスコ、アトランタ、マイアミ、シアトル、ロサンゼルス、ニューヨークで展覧会を開催、アート・バーゼル(スイス、マイアミ、香港)やフリーズ・ロンドンにも出展しています。

ブラントリーは郷愁、精神、力、希望などの複雑なアイデアに取り組むために概念化された、象徴的なキャラクターを軸に作品を制作しています。配色、ポップアートのモチーフ、そしてキャラクターそのものが、重層的で多面的な作品をより親しみやすいものにしています。1960年代から70年代にかけて、シカゴ南部で起こったアフリコブラ運動に大きな影響を受けた彼は、壁画の系譜の中で、油彩、アクリル、水彩、スプレーから、コーヒーや紅茶といった伝統的ではないものまで、様々な画材を駆使して制作し、自身の問いかけを探求しています。その作品は、かつてのヒーロー像に挑戦し、鑑賞者の注目を集め、影響を与える現代的で明確な物語になっています。

今展にてブラントリーは、加速度的に変化する現代社会の中で重要な「バズる」ことよりも、人間の内的成長や、本物のアイデンティティの追求に焦点を当てています。こうして生まれた新作は、まさに近代以降の芸術家たちが続けている「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」という、人間への根源的な問いかけと言えます。平面14点、ブロンズ3点の作品を通して、心の旅の先にブラントリーは何を見据えているのでしょうか。彼の美術的挑戦にご期待ください。

* 会期に先立ち、日本時間 11 月 10 日 ( 金 ) に、‘Bombastic Side Eye (Still)’ のシルクスクリーン版画のオンライン販売を予定しております。詳細は、当日弊廊インスタグラム (@megumiogitagallery) にて発表いたします。

そして今展の共同企画として、NANZUKA UNDERGROUND(原宿)にてヘブル・ブラントリー個展 ‘traveling without moving’ が同時開催されます。11月17日(金)に作家を交えたオープニング・レセプションが開催されますので、奮ってご参加ください。

Dates

2023年11月17(金) - 12月16日(土)

12:00 - 18:00

日・月・11月23日(木) 休廊

メグミオギタギャラリー

〒104-0061
東京都中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1

混雑時にご入場をお待ちいただく場合がございます。

Bombastic Side Eye (Still)

2023

106.7 x 106.7 cm

Acrylic, gold leaf on canvas

花のキャラクターについて

それは花がいかに人間の人生に似ているかという考え方です。花と同じように、人生において人や人間関係は消え去ることがあります。花のはかない性質とその寿命は、人間の一生にたとえることができます。私たち全員には美しさがあり、花に見られる美しさの商品化は人間にも見られます。

He Giveth, He Taketh

2022

132.1 x 152.4 cm

Acrylic, spray paint on canvas

Pieces
2023
121.9 x 91.4 cm
Acrylic, spray paint, pastel on canvas

時には他者からの(肯定的なものも否定的なものも含めた)認識や、どのように背負い、耐え忍び、前進していくかという選択を通して、本物のアイデンティティが形成され始めるのです。この展示はこれらの概念を抽出したものであり、フライボーイの宇宙への旅を語る一つなぎの物語によって構成された、時代のたとえ話です。

- ヘブル・ブラントリー

Photo: Bianca Garcia

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