小泉悟/ Satoru Koizumi

Pop Infinity

7.29 (Wed.) - 9.6 (Sun.), 2020

12:00 - 20:00

会場: K11, Musea

住所: Victoria Dockside, 18 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong

ディズニー作品参加作家:

小泉悟 / Satoru Koizumi
ジョシュア・ヴィーダス / Joshua Vides
アダム・リスター / Adam Lister
天明屋尚 / TENMYOUYA Hisashi
フィリップ・コルバート / Philip Colbert
ジェレミヴィル / Jeremyville
サミュエル・ロス / Samuel Ross
ジェイソン・ネイラー / Jason Naylor
セス・グローブペインター / Seth Globepainter
ジョセフ・キバンスキー / Joseph Klibansky
下田ひかり / Hilkari Shimoda
カンパーナ・ブラザーズ / Estúdio Campana
スティーブン・ハリントン / Steven Harrington
デイビッド・フローレス / David Flores
キャサリン・バーンハート/ Katherine Bernhardt
北彩子 / Ayako Kita
中里勇太 / Yuta Nakazato

ディズニー作品以外の参加作家:

小泉悟 / Satoru Koizumi
フィリップ・コルバート / Philip Colbert
小木“POGGY”基史 / Poggy
ルーク・ペルティエ / Luke Pelletier
Saddo
ダズ・グリーン / Doze Green
ヨク&シェリョ / Yok & Sheryo
ルーク・マーフィー / Luke Murphy
キャサリン・バーンハート/ Katherine Bernhardt

 

“Mickey” 2020, 70.5 x 35.5 x 28.5cm, 木, 樹脂, 顔料

  この度小泉悟は、世界的な注目芸術家が参加する企画展"Pop Infinity"に参加し、本展でDisneyとの公式コラボレーション作品を発表します。

1983年生まれの小泉悟は2009年に沖縄県立大学大学院の彫刻専修を修了し、現在は沖縄を制作の拠点としています。様々なアートフェアやギャラリーの展示で完売を記録し活動の場を世界に広げており、今後ますます活躍が期待される彫刻家の一人です。
 小泉は獰猛なものから脆弱なものまで、自然の中で特性を活かし生きる様々な動物と、社会の中で生きている人間の顔と姿を調和させ、一つの命を彫刻で生み出します。伝統技術で彫り上げられた一見愛らしい木彫作品からは、多様な現代社会に対する作家の深い考察が垣間見えます。

  木彫は日本では主に仏像の制作に用いられ、約1500年の歴史を誇ります。日本に仏教が伝来した当初は金銅仏が多かったものの、やがて豊富に自生する樹木を素材とした木彫仏が主流となっていきます。偶像崇拝を否定する禅宗が台頭したことで、それまで発展してきた仏像彫刻は徐々に衰退していき、仏師たちは寺社の欄間や柱など建築物の彫刻へ生業を変更していくことになります。しかし武士の時代が安定期に入ると、伝統工芸となった木彫技術は高まり、日光東照宮に見られるような後世に残る芸術的な作品が生み出されていきます。また技術の進化によって茶道などの道具類が作られるようになり、身分に関わらず木彫の技術が求められるようになります。開国以降、近代の先進文化が入ってくると海外の文化と融合し、趣向を凝らした木彫作品が日本の遺産と見なされるようになりました。

 今日の日本において「かわいい」という言葉の対象は極めて幅広く、定義は曖昧になっています。この言葉は、かつては英語の“pretty”や“cute”などによって置き換えられる一つの形容詞に過ぎませんでしたが、日本のサブカルチャーの輸出を契機に、外国語には翻訳不可能な「わび」「さび」等に並ぶ日本的な美的範疇の一つとして次第に認知されるようになりました。現代では、本来の意味である小ささや幼さに対するかわいさに加え、自分より立場が上のもの、神聖なもの、もしくは醜いものにすら、その愛着や和みからかわいさを感じるという新たな価値観が生まれています。それに伴い、かわいい特質を前面に押し出した現代美術の作品が注目を集めるようになりました。幼児性、脆弱性、華やかさ、愛らしさ等様々な特徴が挙げられますが、国際的に活躍を始めた作家たちの、極めて多岐に及ぶ作品群に様式上の統一性を見ることは難しくなっています。

 小泉作品の独自性は、上記のような伝統と革新、強さと弱さ、自然と文明、社会と個人等、相反する要素が同居している点にあります。かつては信仰の対象だった木彫刻に新しいかわいさが加わり、作品を通して見えてくるものが極めて多義的であることは、現代作家である小泉の大きな魅力です。「どの生き方が良い悪いという表現でなく、人の生き方そのものを表現している」と作家は語ります。

 今展では、ディズニーとの初めてのコラボレーション作品"Mickey"が展示されます。普段はやや不安気な表情の小泉作品も、ミッキーマウスに力をもらい笑顔を見せています。また、オリジナル作品"Without Bucket"は大型彫刻として会場の屋外に展示予定です。更にデイズニー公式限定コラボレーション彫刻と関連グッズの販売もございます。
小泉悟が参加するディズニーの公式企画展、"Pop Infinity"にぜひご期待下さい。

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