屋島

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屋島/ Yashima

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“Dust before the wind M16A1&M203” 2010 pencil on paper, 99.5 x 27 x 7cm

長谷川学/Manabu Hasegawa
2010年 11月4日(木) ‒ 20日(土)
レセプション:11月4日(木)17:30 - 19:30

★展示会場にご注意ください
 Showcase MEGUMI OGITA GALLERY 東京都中央区銀座5-4-14銀成ビル4F

長谷川学(1973年、東京生まれ)は2000年に多摩美術大学美術学部絵画科版画を卒業し、作品の発表を続けてきました。2001年にキリンアワード2001で準優秀賞を受賞、さらに2010年には第13回岡本太郎現代芸術賞の特別賞に選ばれました。
立体ドローイングとも言える長谷川の作品は、彫刻家のデッサンが物の質感を捉える事で三次元に近づくように、金属やダイヤモンドなど鉱物の質感を鉛筆のトーンと、支持体の紙の造形によって作り上げます。

長谷川の創作の原点は平家物語の冒頭にあります。

 「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
  沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
  おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
  猛き人もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ」

栄華の絶頂と威勢を誇った平家が滅びゆく物語には、いかに圧倒的な欲望や権力も一方の夢として詠われています。この世界においては、一度は絶対的なものとして認識されたものでも、時が変わればその存在を証明する事さえ困難になってしまいます。あやふやで不確かな輪郭を持つ人間の行いは、姿を変えて歴史の中に登場し、また消えて行く実体のないものなのかもしれません。

長谷川が作る銃身の中に広がる漆黒の空洞は、そのように永遠に満たされる事のないこの世界を、宇宙的な広がりを持つ空間として再現しています。それは「無常」の表現であり、さらに紙と鉛筆という脆く弱い素材がその姿を形成する事で、表層の儚さが強調されています。

長谷川は過去には千体のマリア像や千体の頭蓋骨を作るなど、気の遠くなるような制作に挑戦しつ続けてきました。その姿はあたかも求道者のようであり、そうした旅の途中に生まれた作品からは、日本的思想に裏付けられた世界観が深い余韻となって伝わってきます。長谷川学「屋島」をどうぞご期待下さい。

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